泡姫異世界転生(episode01)

girl in fantasy world エッチな小説
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作:星乃乙人

学園の入学通知が届いたよ

ワタシの異世界転生ライフは順調だ。
パパは、新進気鋭の商人といった感じで、自分の才覚と努力で商いをおこない成功している。ワタシが甘え声でおねだりすればたいていの物は買ってくれるし、わがままが過ぎたときは優しく諭してくれる。ワタシが前世の記憶をもった大人びた子供でもあるとはいえ、6歳になるまで暴力をふるう姿も、怒鳴り散らす姿も一度も見たことがない。
前世では義父が些細なことで、毎日のように怒鳴り散らしていた。そんな家族の日常がまるで別次元のようだ。まあ、別世界だけど。
ママは、美人で働き者。気さくで誰からも好かれる信頼のおける女性。

(暴力のない家庭がこんなに居心地いいなんて)

そう思いながら、弟のおしめを交換する。弟のマルスは1歳、パパもママも美男美女なので、弟も天使のように可愛い。オムツを交換するついでにちんちんをいたずらするのが日課となっている。
弟と年が5歳離れたのは、家族計画によるものだ。商家の生まれでもないパパは、ワタシが生まれてから自力で商売を軌道に乗せるため尽力していた。そして、商売が落ち着いたころに弟を授かった。
ちなみに、若い夫婦は盛んに夫婦性活を営んでいる。ワタシも寝たふりをし、深夜に営まれる二人のセックスをよくのぞき見する。
この世界のセックスはおそらく、意外とオーソドックスである。体位は正常位と騎乗位がメインであまりバリエーションはない。しかし、ゆっくりと時間をかけて濃厚に絡みある。
前戯もそこそこにパパのチ〇ポがママの膣に挿入される。
「ミラ、とても綺麗だよ」
ママを褒めながら、パパはゆっくりと出し入れを繰り返す。ゆっくり、ゆっくり、濃密で優しさに満ちている。
「素敵、ランリー……。あっ、いい、素敵――」
二人は互いを褒めあいながら情熱的に絡み合う。
長いときは挿入して1時間ほど繋がっている。
汗だくになりながらのとろける様なセックス。
最期は徐々に出し入れを速め中で果てる。
ちなみに、この世界にコンドームはなく「中出し」している。
しかし、望まない子供が生まれることはない。
セックスを終えた後、子宮に魔力を込めて「まだ、授かりませんように」とおまじないするとできないのだ。
魔法は便利だ。
ワタシもあんな情熱的なセックスが早くしたいと思うが、心と身体の成長のギャップに悶々とした日々を送っている。
マルスのオムツを変えてあやしていると、店舗になっている下の階からパパとママがお昼ご飯のため上がってきた。
「エマ、いつもありがとうね。あなたがいいお姉ちゃんをしてくれるから助かってるのよ」
そう言ってママはワタシの頭を撫でてくれた。
続いてパパも、頭を撫でてくれる。そうして、しゃがんで私と同じ視線になって言った。
「以前話していた、学園の話。今日、合格通知が届いぞ。来月から学園に通えるぞう!」
(やった!異世界学園ライフが楽しめるの?でも、マルスはまだちっちゃいし)
マルスの方へ視線を向けた。
「マルスのことは心配いらない。エマのアイデアで開発した髪がギシギシしない洗髪石鹸の売り上げが好調で、お手伝いさんを雇う余裕もある。魔法やいろいろな勉強がしたいって言ってただろ。楽しんでおいで」

そうして、7歳からの異世界学園ライフが始まる。

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