エッチな体験
俺は小学生の頃からバレーバール一筋。
反射神経が良かったのと、練習もメッチャ頑張ってたから中学生までは、選抜に選ばれたり地元じゃけっこう活躍してた。
一時は「全日本に行って、世界へ」なんて夢も持っていた。
だけど俺の両親は共に背が低くて、やはり遺伝には勝てなかった。
高校に進んでも、身長は170cmには結局届かず止まった。
県内でバレーの強豪校に進学して、努力もしたけど結局レギュラーは取れなかった。
漫画の主人公みたいな驚異的なジャンプ力もないしね。
それに、トップクラスの選手は身長が高いだけでなくフィジカルも反射神経も精神力もすべてが優れていた。
サーブやトス、レシーブと基本的な技術は一生懸命に磨いていたので、レギュラー達のトレーニング相手としては重宝された。
うちの学校は男子よりも女子が全国クラスの強豪で全日本選手も輩出していた。
1年後輩に吉木沙織とう子がいて、全日本も目指せるほどの才能も実力もあった。
顔も可愛くて、スタイルも良く非の打ちどころがないスーパー女子高生だった。
しかも、性格も良い。
部員数も多いので男子と女子が同じ時間に体育館を使うことはあまりないけど、入れ替えで練習を見る機会があれば、俺は彼女に釘付けになった。
俺だけじゃなく、みんな釘付けになってたと思う。
女子バレーをやってる子って、あんなに俊敏に動くのに、胸が大きい子が意外と多い。
しかも、身体が柔らかくてしなやか、身長が高いから手足が長い9頭身だ。
さらに、お尻は筋肉がついているけど程よく柔らかそうでプリっとしてる。
それで顔も可愛ければ、目がいかないはずがない。
いつも遠くで見ているだけの遠い存在だった吉木沙織とひょんなことから親密になった。
強化選手に選ばれた吉木がサーブレシーブの練習に俺を指名したのだった。
女子バレー部顧問の先生から「吉木から、お前のフローターサーブで練習したいって指名があったんだ。頼む」
とお願いされた。
正直、片思いの状態だった吉木と練習できるなんて、しかも向こうから俺を指名してくれたなんて嬉しかった。
「木山先輩(俺)、お忙しいのありがとうございます!」
練習初日、吉木は俺に頭を下げる。
俺より、頭一つ背が高い吉木を見上げるような位置関係だ。
「いやぁ~、忙しいていうか、レギュラーも外されてるし、練習につきあえるの俺くらいっしょ」
実際、3年はこの時期、実質引退みたいなものだし、レギュラーじゃなかった俺は持て余していた。
「木山先輩のサーブ、変化が激しいからとても練習になります。あと、レシーブとかのコツも教えてもらえると助かります」
吉木沙織は、スター選手なのにレギュラーも取れなずに、バレー人生を終えようとしている俺に対しても真摯に向かい合ってくれる。
(エエ子や、沙織!エエ子やで)
俺は心の中で叫んだ。
練習が始まる。
遠征で主要選手は出払っていたのと、顧問の先生も研修やなんや重なって、二人だけでの練習となった。
俺が打つサーブを吉木がレシーブする。
やはり、男女の差も効いているのか、全日本レベルの沙織でも俺のサーブで苦戦していた。
「やっぱり、木山先輩のサーブ、動きが読めないのと速いです」
沙織が息を切らして言った。
「動きを見てから動いてたんじゃ、反応が遅れるから、ボールの動きをある程度切り分けていくんだ。ごめん、うまく説明できるてるかな?」
「切り分ける?」
「フローターサーブって、動きが読めないじゃん。その読めないボールの動きに合わせていたら、対処しなきゃいけない動作が無限に増えていくでしょ。だから、ある程度、「このコースに来たら、この体制で対応する」みたいに、切り分けてすぐ反応できるように、身体に叩き込んでいくみたいな……。こんな説明で分かるかな?」
コーチでもないからうまく伝えられているか不安だった。
「やっぱり、木山先輩はすごいです!」
沙織が両手を胸のあたりで合わせて言う。
そのしぐさがメッチャ可愛かった。
「伝わった?」
ちょっと、照れながら言った。
「実は私、木山先輩が中学生の選抜選手だった時の公開練習に参加してたんです」
ああ、そんなイベントみたいなのあったな。
中学までは一応、スター選手だった俺は、公開練習のあと参加者に指導するみたいなイベントに参加していた。
あの時、沙織も参加していたのか――。
「実は私……。この学校、木山先輩がいるから決めたんです――」
(えっ!!?)
「あの時、スランプでバレーやめようとかも考えてたんだけど、木山先輩が『君は才能があるからきっと、すぐ感覚戻るよ』って、言ってくれて……。あの時、急激に身長が伸びて、身体のバランスがバラバラになるようなチグハグのような感じで悩んでいたけど、木山先輩の言葉で頑張れたんです」
(あの時の俺、プレーも充実していて『俺、最強』みたいな状態だったから、調子こいてそんなこと言ってたんだ……。今となっては恥ずかしい)
「いや~、そんな調子乗ってる時もあったかなあ~。よし、練習再開!」
過去の自分の言った言葉が恥ずかしくて練習再開でごまかした。
高校で結局レギュラーを取れず、バレーボーラー人生を終えようとしている俺と、全日本をめざそうとしている沙織―― 、立場が逆転しただけでなく差が開きすぎていて居たたまれない。
サーブレシーブの練習を再開する。
沙織は呑み込みが早く、俺のサーブを的確にレシーブできるようになってきた。
「いいぞ!あと10本で終わりにして、ストレッチして上がろう」
「はい!」
あと、10本というところで、俺のサーブがかなり変化して、沙織が構えている遥か手前で落ちた。
沙織は咄嗟に、反応してジャンプレシーブした。
「痛い!」
レシーブを終えた沙織が右くるぶしを押さえている。
「大丈夫か?」
俺はあわてて、沙織に駆け寄り痛めているくるぶしを確認する。
「ちょっと、ひねったみたいです」
「ごめん、ちょっと手前に落としすぎた――」
「いえ、私が悪いんです」
「ちょっと、待ってテーピングとコールドスプレー持ってくる」
俺はテーピングで、応急手当てした。
沙織のくるぶしは余計な肉がついておらずしなやかで美しかった。
俺は堪能するようにゆっくりとしっかりとテープをまいた。
「すごい、イイ感じで固定されています」
「良かった。大丈夫そう――。大事な身体に何かあったら、顧問の先生から大目玉だよ」
バレーボール選手の夢は諦めて、スポーツトレーナーやテーピングの勉強をしていたのが役に立った。
「先輩……」
沙織の大きな目が俺を見つめていた。
黒く大きな目に吸い込まれるような感覚。
広い体育館に二人……。
心臓の鼓動がドクドクとまるで太鼓を叩いているように、俺の身体全体に響いているようだった。
「おーい。練習終わったんなら、体育館閉めるぞ~」
見回りの先生の声で、現実に引き戻された。
「じゃ、着替えて上がろうか――」
沙織の目を見て俺が言うと。
「うん」
と沙織が頷いた。
その間、ずっと見つめあっている。
ずっと、俺が沙織に片思いだと思っていた。
でも、さっき沙織は言った。
「木山先輩がいるからこの学校に決めた」と……。
女子バレボール部の着替え室で二人でもつれるように入って――。
鍵を閉めて、キスをした。
俺が背伸びをして、キスをするような感じ。
普通の男女とは逆の位置関係だ。
でも、興奮してそんなの気にならなかった。
唇と舌を絡め、唾液を交換した。
この日は、キスだけ。
でも、濃密なキスだった。
この後、周りには秘密で付き合うことになった。
付き合ったのが原因で彼女のバレーボールの成績が落ちたら嫌だ。
なので、練習が終わったら俺の家に沙織が来てくれる。
俺の両親は常にウェルカムな性格なので沙織を歓迎してくれた。
家族と一緒に夕食も食べて、その後「スポーツマッサージ」という体で俺の部屋でイチャイチャした。
イチャイチャしつつ、ちゃんと筋肉をほぐしたよ。
十分にストレッチとマッサージをしてほぐして、お互いの身体が火照ったころにキスをしながら絡まりあう。
「先輩、だんだん触り方がエッチになってるよぅ」
「だって、可愛いから興奮してくる」
沙織も積極的に長い手で俺を抱き寄せてくる。
大きな蜘蛛に捕まったみたいに引き寄せられ、そのまま沙織の張りのあるオッパイに顔を埋めた。
「こんな、細いのにオッパイが大きいなんて奇跡じゃ」
「なにそれ、オッパイ仙人?」
ストレッチの時からすでにTシャツ一枚になっていたので、脱がすとたわわのオッパイが顕わになる。
「沙織のオッパイめっちゃ綺麗」
張りのある推定Dカップのオッパイを揉む。
いずれ、日本中の男子があこがれるであろう国宝級のオッパイを独り占めしている気分だ。
沙織も興奮しているのか吐息を荒くし、乳首が立ってきていた。
履いていたジャージとショーツをいっぺんに脱がす。
脚が長いので脱がすのが一苦労だ。
「ひゃ、いっぺんに脱がすと思わなかった」
「ごめん、興奮して我慢できなくなってきて――」
「うん。私ももう我慢できない――」
沙織の両足をM字に開かせ、オマ〇コをクンニする。
「あん、恥ずかしい――」
ストレッチの流れでセックスを始めたので、部屋は明るいままなので沙織のおマ〇コが丸見え。
控えめのビラビラから、のぞかせる膣口からは蜜が滴っている。
その蜜を俺はむしゃぶりつくように、舐め唾液と絡ませる。
練習のあと、シャワーを浴びてないから汗とおマ〇コの酸味のある匂いが、鼻腔を刺激し俺のち〇こがより、勃起した。
「先輩?臭くない?なんか、恥ずかしい――」
「めっちゃ、エッチな匂いする。俺にとってご褒美だから――」
「やだ、はずかしい――」
くちゅ、ちゅ、ちゅ、くちゅくちゅ、ちゅ、ちゅ、くちゅ――
あえて、卑猥な音をたててクンニを続ける。
「あ!ダメ、先輩!声でちゃう」
両親が下の階にいるのに構わずセックスする俺たち。
どうせ、バレてるから気にしない。
ヌラヌラと愛液で光るおマ〇コを見ていたら、ギンギンのち〇こを挿入したくなる。
「もう、我慢できない。入れるよ」
「うん。入るのスキ――」
可愛い――。
しっかりとコンドームを装着し正常位で合体する。
俯瞰して見ることができたなら、子供がお姉さんにエイエイと腰を打ちつけている絵だろう。
ちょっと滑稽だ。
沙織は俺よりも背は高いけど、身体は女性的で細く、艶めかしい。
俺は身長は平均以下だけど、チ〇ポは平均より大きいので、先端は十分子宮に届いた。
「あん!子宮に当たってるよ――」
亀頭が子宮にキスしているような感覚がある。
膣襞もねっとりと絡まりついてめっちゃ気持ちいい。
すぐイってしまうのはもったいないので、体位を変える。
くるりと沙織をうつぶせにして、寝バックの状態で腰を打ちつけた。
「あっ!後ろからもスキ。あん、ああ、ああん、あん、あん、あ、あ、あん」
バレーボール選手は、前後左右に素早く動けるようお尻の筋肉が発達している。
沙織のお尻は、筋肉に程よく柔らかいお肉がついており、バックで突くたびお尻がムチンと鳴りセクシーだった。
「沙織のお尻エロい、どう?気持ちいい?」
「うん、あん、あ、あ、あ、あん、あ、あ、いや、もっと、あん、あん、当たってるの――」
沙織が悶える。
常にイきそうだけどもう少し楽しみたい。
沙織を膝立ちの状態にしてバックでなおも突く。
「センパイ❤」
沙織は振り向いてキスをせがむ。
足の長い沙織が膝立ちだけど、背の低い俺は中腰の状態で後ろから突く。
正直体制が辛いけど、沙織の後ろ姿がエロくてめっちゃ興奮した。
「イク!イク――」
後ろから沙織の両肩をがっちりロックして、抽送を速める。
「「ああああああああ!」」
びゅく、びゅく、びぃく、びゅく、と沙織の中で俺のチ〇ポが何度も脈打っていた。
◇
俺は高校卒業後、医療系へ進み理学療法士になった。
沙織は、全日本選手までは届かなかったけど、実業団で今も活躍している。
今も俺が秘密の専属トレーナーとして、心と身体をもみほぐしているWW。
【完】