社畜が斬る!

エッチな体験談
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エッチな体験談風 短編小説

俺のスペックはと言うと、まあアラサーでごく普通の社畜だな。

ブラックで、社畜の代名詞である3流のIT企業でプログラマーをしている。

みんなも知ってると思うけど、IT業界もすでにピラミッド構造になっていて下請けの下位にいくほどブラック化が加速する。

俺が務めている会社も下位の下請けだが、同僚同士の関係性は良くて、力を合わせて何度も苦難を乗り越えてきた。

それが2年前、ある男が入社したことで一気にブラックに染まった。

この男、元請けに当たる、とある大手企業で親父が役員をしているらしく、コネで入社してきた。

歳は俺より3つ下なのに最初からタメ口だったね。

やたらと「前の会社じゃ、主任を任されていて」とか、聞いてもいないのに語りだす。

そのくせ、プログラムの基礎や工程管理を理解していなかった。

分からないくせに「ああ、ここじゃその方法でやってるんだあ」と言って、よくごまかしていた。

おとなしくしていてくれれば良かったものの、こいつ部長に「俺にプロジェクトリーダーをまかせてください!」と直談判した。

親父の威光が効いているのだろう、部長はこいつにプロジェクトリーダーを任せた。

悪いことに長期の大きな案件で、期間限定とは言えこいつがプロジェクト上、上司になってしまうわけだ。

うちの会社は部長以下はほとんど、平社員みたいな技術者扱いで、プロジェクトごとにリーダーを決める。

だから、長期プロジェクトのリーダーは大任だし、実力が伴っていない奴がなると周りが苦労する。

部長は俺に「すまん、サポートヨロシク頼む~」と手を合わせた。そして、俺がのんでるタバコをポケットにねじ込む。部長はいつも低姿勢で、頼み上手だ。頼まれると断れないのが社畜の性でもある。

コイツ、プロジェクトリーダーになったとたんにプログラムを打たなくなった。

「リーダーの仕事は工程管理だから~」

こいつが、実はプログラムが苦手なことは、みんなにバレバレだ。ちなみに工程管理だって俺が教えたのに。

にわか仕込みの工程管理はずさんで、責任をなすりつけてはのらりくらりと仕事をしていた。

もうみんな限界だった――。

「もう限界です! 田中先輩がプロジェクトリーダーだった時はこんなことなかったのに……。こんな、状態じゃ私、続けられません」

新人のミナミちゃんが、俺に詰め寄る。

俺たちは居酒屋で、同僚4人で久々に飲んでいた。

議題は、ボンクラプロジェクトリーダーについてである。

もう面倒だから「ボン」と呼ぶか――。

そして、新人のミナミちゃんは美人で優秀なのに3流会社に来てくれた、俺たちの女神だった。

目の保養になるし職場が明るくなる。辞められたら困る!

他の同僚たちも、ミナミちゃんに辞められたら一大事と乗り出してきた。

「そうだ、田中。部長に直談判しようぜ!」

しかし、部長はしょせん中間管理職……。

ストレスで薄くなった頭をより薄くするだけではないか?

「うむ……。ボンには自らご退場していただく方がよかろうな――」

俺は、キメ顔でみんなに言った。

「なにか、策はあるのか?」

同僚たちは乗り出したまま訊く。

ミナミちゃんも不安そうだ。

「まあ、俺に任せろ。ボンの最近の振る舞いについては、俺もたまりかねていたところだ――」

かくして、ボンを「斬る」こととなった。

・・・・・・・・・・・・

「ふう~」

俺はタバコに火をつけ、おおきく吸い込んだ後、煙を吹かした。

俺のベッドの隣では、セフレのサセミがだらしなく裸で横になっている。

ちょうど一発ヤッテ、ブレイクタイムだ。

「なあサセミ、ちょっとお願いがあるんだけど」

「なあに?アナルとか?」

「ちゃうわ!」

俺はサセミに、事の経緯を説明し、ボンを罠にはめる提案をする。

サセミはメンヘラ体質のセックス依存症で、興味津々といったノリでやる気十分だった。

「ハニートラップってこと?面白いじゃん」

俺はターゲットの写真をスマホに表示する。

「ええ~、ちょっとビミョー」

ボンは、キモオタよりブサメン、サセミでもNGか?

「サセミくん、報酬は弾む!」

「えっ、ナニナニ?」

「10回イクまで、オマエの大好きなクンニを続けてやる!」

「えっ!マジ、イイヨ❤受けてあげる」

契約は成立した。

ヤリマンへのご褒美は奉仕と決まっている。

かくして、報酬は前払いである。

サセミは自らM字開脚で、俺のクンニを待ちわびている。

使い込まれたオマ〇コのビラビラが、ヒクヒクと誘うようにうごめいている。

サセミの顔は男好きする狸系で、愛嬌があり可愛い。身体はちょいポチャだが、色白で肌触りがよく抱き心地も良かった。ちなみに俺の他にもセフレが2人いるらしい。

クンニ縛りのプレイが始まる。

俺の武器は舌のみだ。

サセミはクンニが大好物で、男に奉仕されていると自己肯定感が満たされるのだと言う。

「ふうぅ」と秘部に息をかける。

「ひゃ」

期待と興奮でクリトリスはすでに剥きあがり、勃起している。

使い込まれたサセミのクリトリスはかなり発達しており(もともと大きかったのかも)、興奮すると小指の第一関節くらい大きな陰茎が隆起した。

まるで、小さなチ〇ポだ。

それを口に含み、フェラするように舌を回しながら上下に抽送した。

「あっ、あっ、いい、いい、気持ちいいよぅ」

サセミは興奮して、俺の髪の毛をぐしゃぐしゃとかき混ぜるように撫で悶える。

ち”ゅ、じゅ、じゅる、ちゅ、じゅ、じゅる、じゅ

唾液を絡ませ、クリフェラを続ける。

じゅ、じゅる、ちゅ、じゅ、じゅ、ぐしゅ

「っつ、いく、いく、いく、いく!」

1回目のオーガズム。

女のクリトリスは本当に不思議な器官だ。チ〇ポにそっくりだが、尿道は別にあるし快楽を得るために存在していると言っていい。

順調な滑り出しだが、まだ上り始めたにすぎない。

なおも、クリフェラを再開する。

じゅ、じゅる、ちゅ、じゅ、じゅ、ぐしゅ ち”ゅ

「あん、あん、ああん、また、また、また、来るの!」

吸ったり、弾いたり、舐めまわしたり、悦びを与える。

「あっ!また、いく、いく、いく、イクイクイク!」

また、果てた。

あと、8回イかせなくては――。

俺はなおも追撃開始する。

しかし、ここからオーガズムの迷宮に迷い込むことになった。

サセミは、ビクン、ビクンと白目をむきながらイキっぱなしになった。

もはや回数を数えることもできず、終わりが見えない。

「オマ〇コも舐めて~」

トロトロの表情で、サセミが懇願する。

「オッケー」

クリトリスから、舌をゆっくりと這わせ、尿道をぺろりと舐め、膣口へ辿り着く。

膣口からは愛液が溢れ、ヒクヒクと蠢き、女の匂いをまき散らしている。

俺の舌は膣口から、潜り込み膣中を蹂躙した。

「ひゃん、あん、田中ッチの舌長い、いやん、いい、もっと、かき混ざして~」

俺の舌は人より太く、長いらしく、それで膣をかき混ぜられるとバイブでは味わえない快感があるとサセミは言う。

「はあ!はあ!ずっと、イってるのぉ――、あ、あへ、あっ、ぁぁぁぁ!」

もはや、声にならない声を上げ、ビクン、ビクンと身体を脈動させている。

じゅる、じゅると膣をかき混ぜ、同時にクリトリスを上唇で撫でる。

「にゃん!」

新しい刺激に、ビクンと身体が反り返る。これで2点攻め。

「オッパイも揉んでぇ~」

クライアントからの要望には応えねばならない。俺は、両手を伸ばし、サセミの乳房を揉みながら乳首をつまむ。

そこから、膣、クリトリス、乳首の3点攻めを開始した。

オーガズムのその先を目指してスパートをかける。

じゅ、じゅ、ぎゅる、ぎゅる、ぎゅる、ぎゅる…… 粘液が混ざりあう卑猥な音。

「ダメ、あああ、くる、もっと、くる、もっと」

サセミの身体全体がほんのり紅潮しピクピクと震えている。

「あっ、あっ、あぁぁぁあぁ!!」

サセミのつま先はピンと伸びきり、硬直したまま動かない。

視線は虚空を見ているようだ。

数秒、硬直し解放されると脱力した。

「田中ッチ、ありがと……。めっちゃ気持ち良かった……」

意識を取り戻したサセミが言った。

「でも、田中ッチも気持ち良くなって❤」

そう言うと、サセミは股を開いて、自分のオマ〇コをくぱぁりと開く。

膣口がチ〇ポを求めているかのようにヒクヒクと蠢いている。

サセミの痴態に、興奮していた俺のチ〇ポはギンギンに勃起していた。

「オチ〇ポ、ちょうだい❤」

サセミが、トロンとした表情で誘う。

コンドームを装着し、正常位で先端を膣口に押し込んだ。

10回以上のオーガズムを経たオマ〇コは易々とチ〇ポを飲み込む。

「オチ〇ポもスキ❤」

膣奥まで迎え入れたあと、きゅっと収縮を始める。

「うわっ、サセミのマ〇コ、急に締め上げてきた」

「いっぱい、イかせてくれたから、お返し❤」

日々、膣トレをしているサセミは膣だけを自在にキュンキュンと締め上げてくる。

「いいよ、いっぱいいっぱい気持ち良くなって――」

サセミは、キュンキュンと膣を締め上げながらも俺の両方の乳首をつまんだ。

「あっ!」

脳に直接ビリビリと、快楽信号が駆け巡る。

「いっ!いく、いく、イク!」

「いいよ、イって❤」

びゅー、びゅー、びゅく、びゅく、びゅく、と最奥で脈動を繰り返し精子を放出する。

結局、腰を抽送することなくイかされてしまった――。

――――――――

無事、サセミに褒賞を払い(自分も楽しんだけど)ハニートラップが決行された。

同僚の協力によるリサーチによると、ボンは生意気に週末行きつけのbarに足を運ぶ。

似合わないおしゃれなbarだった。

ドラマみたいな出会いでも期待しているのだろうか?

オマエに訪れるのはハニートラップだけだ!

面白そうなので、俺も変装して客になりすまし隠し撮りする。

いつものカウンター席でボンが酒を嗜んでいると、サセミが近くのカウンター席に座る。

ボンはサセミをチラ見し、二度見する。

サセミは美女というわけではないが顔は可愛い、地下アイドル的な「俺にもワンチャンあるかも」とおもわせる隙を醸し出していた。

「え~、酷い!ホテルも予約してるのに!バカ!」

餌がまかれる。

彼氏からのドタキャンの電話にキレる迫真の演技。女優になれるのでは?と思わせるものがあった。

そして、下を向いて涙を浮かべる。

さっきから、チラ見しているボンが食いついた。

「どうしたの?」

「信じられない……。記念日にドタキャンなんて、エッく」

「マスター。この女性にロングアイランド・アイスティーを」

ボンは、サセミに強いカクテルを勧める。下心が見え見えだ。ちなみにサセミは酒豪。

サセミは酔った演技で彼氏の愚痴をこぼし、最後にこう言った。

「予約したホテルに一人で過ごすの寂しい……」

「ぼ、ぼ、ぼくで良ければ、一緒に過ごそうか? …… 」

釣れた。

予約したホテルに先回りする。

隠しカメラをセットして、準備万端。

俺も最後に登場するため、盗聴しつつロビーでタイミングを図る。

部屋はオートロックが作動しないよう、ノッチ部分をテープで細工してある。

女慣れしていないボンは部屋に入ると借りてきた猫状態。

サセミに誘導されるまま一緒にシャワーを浴び、裸でベッドへ誘導されている。

そして、そのタイミングでサセミの携帯に電話する。

電話しながらも部屋へ向った。

電話口でサセミが演技する。

「ヤバい、彼氏がやっぱり来るって!どうしよ、どうしよ」

「鍵は君が持ってるから、入れなきゃいいだけだよ」

「でも、でも、いやん、だめ、無理やりはイヤ!」

お預けをくらったボンは必死だ。動揺する(演技の)サセミに無理やり迫っているようだ。

そこで、彼氏(俺)登場。

ドアを開け、部屋に乗り込む。

「サセミ!」

「田中ッチ!アタシ、酔わされて、無理やり――」

良かった。サセミは無事だ。サセミとエッチできる寸前まで経験できただけありがたいと思え。

「田中?どうして、お前が……」

「ボンさんよぉ、俺の彼女を酔わせて、レイプしようとしたのか?」

「そ、そ、そ、んなこと……」

「しっかり、証拠もあるんだよ!」

スマホに送信されている動画を流す。

「田中、てめえ、俺をハメたな!社畜風情が! 俺の親父に頼めば、会社をクビにだってできるんだからな!」

ボンがすごむ、良い子悪党っぷりであった。

そこで、俺の同僚が作ってくれた週刊誌のフェイク記事を見せる。

それは「某有名企業役員のバカ息子」「女性を酔わせてホテルでレイプ!」と活字が踊り、なかなかのクオリティで作りこまれていた。

「今の時代、レイプはマズいっしょ。君の自慢のパパも、役員から降ろされて普通のパパになっちゃうかもよ~」

ボンは、苦虫を嚙み潰したような表情で睨む。

サセミは、裸で俺の後ろに隠れ、エッグ、エッグと泣く演技を続けている。

彼女に上着を着せ、よしよしと慰める演技を入れる。

そして、用意していた2枚の示談書をボンに突きつけた。

1枚目は「慰謝料200万円支払う」2枚目は「慰謝料20万円支払った上、今務めている〇〇会社を依願退職する」である。

「どっちがいいかね?ボンさん」

ボンは2枚目を選び、サインした。

――――――――――――

ボンが依願退職をし、俺がプロジェクトリーダーを引継ぎプロジェクトが円滑に回り始めていた。

「田中先輩、ここのコード、どうやってもエラー原因が分からなくて……」

ミナミちゃんが俺のデスクに相談に来た。

「ああ、そこね、このパッチ当てたほうがいいかも、今教えてあげる」

ちなみに俺は、リーダーになっても積極的にプログラムを打ってる。

だって、プログラムって楽しいもん。

好きだからプログラマーになったんだもーん。

「でも、先輩の目論見通り、ボンさんが辞めたのって、どうやったんですか?」

「ふふふ、世の中には知らないほうが良いこともあるのだよミナミ君」

俺はキメ顔で返答した。

「裏世界的な……」

ミナミちゃんがワクテカな表情になっている。

「まあ、そのうちな」

セフレを使って、ハニトラしたなんてミナミちゃんには言えないな……。

(はあ~、いつかミナミちゃんとエッチする仲になりたいけど、リーダーとしてチームワークを乱すわけにはいかない……)

ムラっと、した気持ちを落ち着けるため、お昼休みにサセミに「今晩エッチしない」とメッセージを送る。

すぐに「スル~❤」と帰ってきた。

最高のセフレである。

【完】

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