ラーメンと彼女

エッチな体験談
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【ラーメン屋で出会った忘れられない女の子】

10年くらい前に出会って、また会いたいなと思える女の子について投下したい。

今ではめっきり中年らしく腹も出てきたため控えているが、当時俺はラーメン通を自称するほどラーメンにはまっていた。
昼食、夕食、酒を飲んだ後のしめと本当に取りつかれたようにラーメンを食べ歩いた。

就職したのは中小企業の営業で、単独行動も多く、ある程度のノルマをこなしていれば自由もあった。

午前の営業回りを終え、楽しみの昼食。
当然、いつものラーメン屋めぐり。
ふと、最近行列ができ始めている〇郎系ラーメン店が目に入った。
(ちょっと並んでいるけど、むしろチャンスか――)
開店してまだ日も浅いが、もう行列ができ始めている。その日店の外で並んでいたのは5人程度。
評判になれば行列が伸びてどんどん敷居が高くなる。
青田刈りのつもりで列に加わった。
前に並んでいたのは、若い女性だった。
20歳前後だろうか。
〇郎系ラーメン屋では珍しいと思った。
彼女は、女優の〇村架純に雰囲気が似た可愛い系の美人。とりあえず架純と呼んでおこうかな。
〇郎系ラーメン店は初心者なのだろう、客が出入りするたび店の中を覗き込んでいる。
ちょうど、まとまった客の入れ替えがあり。
俺と架純は同じタイミングで入店。
案の定、券売機で戸惑っているので俺がレクチャーした。
「あ、ありがとうございます」
声もなんとなく女優の〇村架純に似てる。
隣の席に案内されラッキーだと思った。
席に着くと俺はトッピングの例の呪文「マシマシ」を発する。
架純は面食らっていたため、小声でレクチャーする。
「〇郎系は量が多いから、普通がいいですよ」
「あ、はい、普通でまいります」
(「まいります」が妙な言い回しで可愛い)
ラーメンはしゃべらず、熱いうちにもくもくと食うのが作法。
彼女もラーメンの作法はわきまえているようで、俺たちは黙々と食べた。
美形女子としては良い食べっぷり。
ラーメン好きとしては理想の女の子。
嬉しかったのは、スープまで完食したことだ。
女子とラーメン屋にいくと決まってイライラさせられる。
まあ、女子も「ラーメン屋なんて連れていくんじゃねえ」と思っているかもしれないが……。
女子は決まって、スープを「もう、無理りぃ」といって残す。
そのくせ「ああ、美味しかったね」とほざく。
は?残しておいて何言ってんの!と思う。
ラーメンはスープにこそ職人の愛と創意が込められれているのだ。
スープが「主」、麺が「従」である。
スープを残してどうすんじゃ~~!である。

jd in photo

俺は「マシマシ」だったとはいえ、架純はスープまで完食して俺と同じタイミングで店を出た。
「あ~、美味しかったあ!ここ、気になってたけどちょっと入りづらくて」
そういって、彼女は伸びをする。タイトなジーンズにピッタリめTシャツ。伸びをした瞬間ちらりとお腹が見えた。
驚いたのは、スープまで完食したのに彼女の腰から、お腹はくびれてスリムのままだ。
マシマシ完食の俺はこっそりスーツのベルトを緩めたというのに。
「女の子で、スープまで完食する子、けっこう珍しいから驚いた」
「えぇ~!ラーメンはスープ残したらダメですよ」
満点の返答。
こんな、女の子とラーメン屋巡り出来たらどんなに楽しいだろう。
「あんなに食べたのに。お腹細いまんまだね。どこに消えたの?」
「胃下垂っていうですかね?でも、燃費悪くて。すぐお腹鳴っちゃう」
新陳代謝もいいのだろう、架純の額には玉のような汗が吹き出しキラキラと光っていた。
美人の汗は妙にそそるものがある。
「もし、ラーメン好きならだけど。俺もラーメン巡り趣味だから、時間が合うときどうかな?」
俺はダメ元で誘った。
「ホントに?嬉しい!女子が一人でラーメン屋巡りはなかなかはかどらなくて」
トントン拍子で、架純との楽しいラーメン屋巡りが始まった。
可愛い女の子とのラーメン屋巡りと、食後の熱いラーメントーク。
時間をやりくりしながらいろいろなところへ出向いた。
架純も四年生大生の4年で就職も決まっており、時間に余裕があった。
実は俺には、結婚を迫られている彼女もいて、架純とは純粋なラーメン友達を維持していた。
大切にしたいラーメン好きの同志とも呼べる。
ラーメン巡りが続いていたころ、お目当てのラーメン屋を攻略し、居酒屋でいつものラーメン談義。
しかしその日、架純がいつもより酔ってしまった。抱えるように居酒屋を出て、タクシーに乗せて解散しようと思ってた。
タクシーを止めて、架純を乗せてあとは運転手さんに頼もうとしたが。
「部屋まで送ってくだしゃい」
と架純に手を引かれ、一緒にタクシーへ乗り込む。
俺に持たれながら、横で眠る架純。
タクシーの中で、この後の展開をいろいろ妄想しては「いかん、いかん」と妄想を振り払ったりしたが、股間に熱を帯びていた。
オートロックのついた綺麗な賃貸マンション。
少し寝て、楽になったのか少し支えるだけで十分なくらい回復している。
ドアの前まで来て、送り届ける俺の役目は終わる……。
「少し、上がってお茶でも?」
架純はすこしトロンとした目で俺の袖を左手で引いた。
いままで、見たことのない色気のある表情。
部屋に入るなり、抱き合いすぐさまキスを交わす。最初から舌を絡めるディープキスだった。
架純の吐息から、酒と夕食に食べたラーメンの豚骨、ニンニクの混ざった匂いがする。俺も同じものを食べているから、お互い同じ匂いを発しているのだろう。
美人が発するラーメンの匂いはむしろ興奮を促す効果がある。
ディープキスと愛撫をしあいながら、もつれるようベッドへ。
「シャワー」
言いかけた架純の口をキスでふさぎ、胸を揉む。
張りのあるおわん型の乳房。ラーメン巡りで蓄えらえた良質な脂肪が凝縮している。
チェックのブラウスを脱がそうとすると、架純も積極的に手伝ってくれる。
お互い興奮しながら愛撫を交わす。
架純の右耳の丸い金属製のピアスを舐め上げながら、舌を這わせ耳孔へと舌を出し入れする。
「はう!あん。舌づかいがいやらしいよう」
彼女の反応を楽しみながら愛撫し、ジーンズの上から秘部をなぞる。
ジーンズの上からでも熱を帯びていることが伝わってくる。
マシマシで入れたニンニクの効果か。お互いの身体の中から湧き上がるような熱気。
興奮しながら、お互いがお互いの服を脱がしあう。
部屋の外から入る薄い青白い光に照らされ、架純の裸体が浮かび上がる。
頻繁にラーメンを一緒に食べてきたのに変わらない、理想的なプロポーション。
俺の彼女はカロリー制限して食べても、もっとぽっちゃりしている。
今の彼女より、俺の理想に近い架純……。
一瞬よぎった思考は架純と視線を交わしただけで霧散した。
ディープキスを再開しつつ、秘部を指で探す。
見かけによらず恥毛はふさふさと豊かだった。
「〇屋のワカメのようにふさふさ」
耳元で囁きながらクリトリスを探す。
「あん。恥ずかしい……」
中指で見つけた突起を優しく、とんとんと刺激する。
「はぅ!あ、あ、あん。」
同時に、架純の大豆くらいの可愛い乳首を口に含み、舌で転がした。
「あん、あん、いや、いい、あん、あん、気持ちいいよう」
クリトリスの刺激と乳首の刺激を継続する。
架純は悶えながらも俺の髪の毛をぐしゃぐしゃと撫でまわしてくる。
頃合いをみて膣口へ指を滑らせる。彼女の入口は蜜でヌラヌラと滴り、指に潤いを絡ませた。
その蜜をからませ、膣口から膣中へ指を滑り込ませた。
「あん!」
トロトロと潤いながら膣襞が絡まりついてくる。
「〇屋のチャーシューみたいに。トロトロだよ」
彼女の反応を楽しむように指を出し入れした。
「あぁぁぁぁ!あん。エッチぃ」
攻めている間は、ラーメンに絡めて遊ぶ余裕があったが、架純も負けじと俺の勃起した男根を擦り始めた。
「あっ」
お互いが、お互いの性器を刺激しあう。
ディープキスで、ネチョネチョと唾液を交換する。
お互いの興奮もマックスになり、自然と接合へと導かれる。
(コンドーム持ってないな)
ふと、よぎったタイミングで架純がコンドームを差し出す。
準備していたのだろうか――。
受け取り装着し、正常位で挿入。
ニンニクの効果か、ギンギンに勃起した男根はきつめの膣を押し広げながら奥へと達する。
「あぁぁん。硬い……」
快感に悶える表情を堪能する。
美しい顔が歪み、はあはあと吐息を漏らす。
酒とニンニクと豚骨の生々しい匂い。
腰を前後に動かし、男根を出し入れしながら、形のよい乳房を揉みしだく。
架純も貪欲に快楽をむさぼり腰を上下させる。
快感ですぐにイキそうになったため、体位をかえる。
挿入したまま、架純の身体を廻し寝バックの状態になる。
スリムなのにムチムチと柔らかい尻。
ここにも良質な脂肪が詰まっている。
柔らかく弾力のある尻に遠慮なく腰を打ちつける。
「あ、いい、すごい、当たってるよ、奥に当たってる!」
悶えながら身体を反らせる。
肩甲骨と背骨のラインが美しくあらわになる。
俺は両手で細い腰をつかみ強く、早く、男根を打ちつけた。
「あ、あ、いく!いく!」
ビクン、ビクンと架純の身体が脈動する。
同時に膣もぎゅっ、ぎゅっと脈動した。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、と接合部が卑猥な音をたてている。
膣の収縮と絡みつきが射精を促してくる。
「俺も、イク……」
「うん。きて。あん、あん、また、イクの、あん、あぁぁぁぁ!」
ビュ、ビューとコンドームの中で精子が発射されている。
こんなに、大量の精子を放出したことがあっただろうか……。
びく、びくと射精の度に男根が脈動を続けている。
そのたびに「あん、あん」と架純が反応するのが可愛かった。

身体の相性も、趣味も、ぴったりの架純。
今の彼女としっかり清算して付き合おうか……。
ベッドの中で架純に腕枕をしながら真剣にそんなことを考えていた。

にもかかわらず、あっさりと架純との関係は終わった。

外泊した翌日、付き合っていた彼女にラインでのやりとりを見られ、架純との関係を問い質され、泣かれた。
女に泣かれると弱い俺は「ただのラーメン友達」と答えた。
「じゃあ、いいよね!」
と言って、彼女は架純のラインをブロックした上で削除。
そのあと、しばらくの間、ラーメン禁止令と監視が強くなった。
共通の友達がいるわけでもなく架純と連絡する手段がなかった。
仕事でも部下ができたり、営業中の単独行動が難しくなったりで架純の部屋へ行くこともできなかった。

架純からすれば、「やり逃げ」されたようなものだ。
ひどい男だと思っていただろう。

いろいろと時間をやり繰りして、彼女の部屋へ行ったのは4月。
マンションのエントランスで、インターホンで彼女の部屋番号を押すが反応はない。
外へ出て彼女の部屋の窓を見上げた。
「入居者募集中」の張り紙が目に入る。
大学を卒業して、どこか新天地へ旅立ったか……。

今でもラーメン屋の前の行列を見ると架純を探してしまう自分がいる。

――完――

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